
確定給付企業年金制度の主な改正(平成29年1月1日施行)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000145209.html
確定給付企業年金の改善
(1)掛金拠出の弾力化 (「リスク対応掛金」の導入)
□ 現行の確定給付企業年金制度では、積立不足が生じたときに、事業主に追加の掛金負担が生じる。
□ そのため、あらかじめ、将来発生するリスクを測定し、労使の合意によりその範囲内で掛金(リスク対応掛金)を
拠出し平準的な拠出とすることで、より安定的な運営を可能とする。
(2)柔軟で弾力的な給付設計 (「リスク分担型企業年金」の導入)
□ リスク分担型企業年金は、事業主がリスクへの対応分も含む固定の掛金を拠出することにより、一定のリスクを
負い、財政バランスが崩れた場合には給付の調整を行うことで加入者も一定のリスクを負うことで、リスクを分担する仕組み。
□ 運用の結果が加入者等の給付に反映される可能性があることから、運用の基本方針の作成等に当たっては加入者の意見を
聴くこととし、その意見を十分に考慮するものとする。加入者の意見を聴く方法の一つとして、加入者代表が参画する委員会を
設置し、運用の基本方針に対して加入者代表が意見を述べる機会を与える方法がある。