
職場のパワーハラスメント対策ハンドブック
平成25年9月27日
報道関係者各位
労働基準局労働条件政策課賃金時間室
職場のパワーハラスメント対策ハンドブックを作成しました
~ハンドブックを活用したパワーハラスメント対策支援セミナーを開催します~
職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた取組を推進するため、企業の取組の好事例などを紹介した「職場のパワーハラスメント対策ハンドブック」を作成しました(委託先の公益財団法人21世紀職業財団に設置した企画委員会(委員長:山川隆一東京大学大学院法学政治学研究科教授)にて作成。)。
ハンドブックでは、製造業や建設業、社会福祉施設など様々な業種、全17社の取組の好事例を紹介しているほか、就業規則の規定例などを掲載しています。ハンドブックは、取組に着手していない企業はもちろん、すでに取組を行っている企業でも活用できる内容となっています。
職場のパワーハラスメントについては、この問題の予防・解決に向けた取組を行っている企業が約半数にとどまるなど、取組が遅れている企業が多く存在するといった課題が明らかとなっています。また、職場のパワーハラスメントなどによる若者の「使い捨て」が疑われる企業が、社会で大きな問題となっています。
ハンドブックは、都道府県労働局や労働基準監督署などで配布するほか、ポータルサイト「あかるい職場応援団」からも無料でダウンロードできます。詳しくは、参考1をご参照ください。職場のパワーハラスメント対策を推進するため、予防・解決に向けた取組に活用されることを期待しています。
また、厚生労働省では、10月から来年2月にかけて、無料の「パワーハラスメント対策支援セミナー」を全国約50箇所で開催します。セミナーでは、ハンドブックを配布・活用するなどして、参加者の実務に生かすことのできる内容としています。詳しくは、参考2をご参照ください。
職場のパワーハラスメント対策ハンドブック
http://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/pdf/pawahara_hb.pdf