
2011年4月の待機児童数2万5,556人/厚労省発表(平成23年10月4日)
厚生労働省は4日、保育所入所待機児童などの状況を公表した。2011年4月1日の待機児童数は前年比719人減の2万5,556人となり、4年ぶりに 減少した。保育所を利用する児童の数は4万2,837人増の212万2,951人だった。
保育所関連状況取りまとめ(平成23年4月1日)
平成23年10月4日(火)
雇用均等・児童家庭局 保育課
厚生労働省では、このほど、平成23年4月1日時点での保育所の定員や待機児童の状況を取りまとめましたので公表します。
なお、今回のとりまとめは、東日本大震災の影響によって調査を実施できなかった岩手県、宮城県、福島県の8市町(※)を除いて集計しています
○保育所定員は220万4千人
増加数:平成22年4月→平成23年4月:4万6千人(*)
*平成23年4月の集計から除外した8市町の定員を、平成22年度と同数(2千人)と仮定すると、平成23年4月の総定員は220万6千人(4万8千人増)
【参考】平成21年4月→平成22年4月:2万6千人
○保育所を利用する児童の数は42,837人増加
・保育所利用児童数は2,122,951人で、前年から42,837人の増。
・年齢区分別では、3歳未満が31,226人の増、3歳以上は11,611人の増となっている。
○待機児童数は25,556人で4年ぶりに減少
・この1年間で待機児童数は719人減少した。
・待機児童のいる市区町村は、前年から20減少して337。
・100人以上増加したのは、名古屋市(677人増)、那覇市(381人増)、福岡市(238人増)など6市。
一方、横浜市(581人減)、鹿児島市(272人減)、川崎市(225人減)などの8市区は100人以上減少した。
○特定市区町村は94市区町村
・特定市区町村(注)は前年から7市区町村減少し、94市区町村となった。
注:50人以上の待機児童がいて、児童福祉法で保育事業の供給体制の確保に関する計画を策定するよう義務付けられる市区町村。
※8市町…岩手県陸前高田市・大槌町、宮城県山元町・女川町・南三陸町、福島県浪江町、広野町、富岡町
◎平成22年4月1日時点の状況(8市町計):保育所定員:2,210人、利用児童:2,000人、待機児童数:0人
詳細は厚生労働省ホームページでご確認下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001q77g.html